1. ビザ免除プログラム(VWP)とは何か?
ビザ免除プログラム(VWP)は国務省の協力のもと国土安全保障省(DHS)が管理しています。現在、このプログラムでは38ヵ国1の国民がビジネス、又は観光目的で米国を訪れる際、ビザなしで90日間滞在する事ができる様に便宜が図られています。それと引き換えにこれら38ヵ国は米国市民に対してビジネス出張、又は観光旅行の際、ビザなしで同等の期間の滞在を認める必要があります。トランプ大統領は2019年10月4日にポーランドをビザ免除プログラムに追加する事を推奨しました。
下記に該当する渡航者はビザ免除プログラムを使って米国に渡航又は入国する資格がありません。
上記の通り、この渡航規制にはいくつかの例外があります。例えば、貴方が母国のビザ免除プログラム国を代表して軍の命令、又は公務でイラク、シリア、イラン、スーダン、リビア、ソマリア、又はイエメンに渡航した場合に、例外として認められえます。この例外は、これらの国々の重国籍所持者には与えられません(重国籍ルール)。国土安全保障省は、その渡航が米国の法執行や国家安全保障に関すると認める場合、上記のビザ免除プログラムの制約を免除することができ、ケースバイケースで承認されます。
2. ビザ免除プログラム国の国民はパスポートの提出のみで、ビザ免除プログラムを利用できるか?
いいえ。E-パスポートの所持者はビザ免除プログラムでの入国前に、電子渡航承認システム(ESTA)への登録が必要です。 ESTAのオンライン登録の承認は、ビザ免除プログラムでの入国を申請する為の事前ステップにすぎません。有効なESTA登録があっても入国は保証されません。ESTAはビザ免除プログラム入国に関する、追加のセキュリティ管理として機能します。 ESTA登録は、ビザやビザ類似のものではありません。ESTA登録はビザ免除プログラムでの渡航前であればいつの時点でも完了できますが、渡航の少なくとも72時間前に行う事をお勧めします。承認済みのESTAを持たない渡航者は入国を拒否される可能性があります。
2016年4月1日以降、全てのビザ免除プログラム国の国民は、米国渡航の際、電子パスポート(Eパスポート)を提示する必要があります。
3. 重国籍所持者が複数国のパスポートを有する場合は?
もし貴方が重国籍所持者でビザ免除プログラムのESTAに登録する場合、自国を出国する際と、米国に入国する際にはビザ免除プログラム国のパスポートを使ってください。重国籍の両方の国が、ビザ免除プログラム国である場合、米国渡航の際には常にどちらか一方のパスポートを使う事を国土安全保障省は強く勧めています。個人が2つの異なるESTA承認があると、は混乱が生じて渡航手続が遅れる可能性があります。
もし貴方が米国市民かつ、ビザ免除プログラム国の国籍も持っている場合、ESTA登録はしないでください。米国市民は、米国渡航の際は米国パスポートの使用が義務付けられています。国土安全保障省では、米国市民が海外渡航の際、他のパスポートを使うかもしれない事を把握しています。国土安全保障省は、海外渡航の際、外国からの出発時点と、米国への入国時の両側で、米国パスポートを使うよう要求しています。
【※米国籍を持つお子様がおられるご家族はご注意ください】
4. ESTA登録の有効期間か?
ESTA登録は2年間、又は登録者のパスポートの有効期限までのどちらか短い期間有効です。次の場合には新たなESTA登録が必要です。
- 新しいパスポートが発行された。
- 渡航者が名前を変更した。
- 渡航者が性別を変更した。
- 渡航者の国籍が変更された。
- 前回ESTA申請の際の「はい」か「いいえ」の回答が変更された。
ビザ免除プログラム渡航者の米国出国前にESTA登録の期限が切た場合、渡航者は出国前に新しいESTAを取得する必要はありません。ビザ免除プログラム渡航者として新しく米国に入国する際には新しいESTA登録が必要です。
5. ビザ免除プログラムに関する、90日の滞在期限以外の制約は?
ビザ免除プログラムの入国者は、下記が禁止されています。
- 入国後、非移民の滞在資格変更を申請する。
- 入国後、非移民での滞在資格延期を申請する。
- 修正された移民国籍法(INA)の245(c)(4)項により資格が適用されない限り、滞在資格を短期在留または永久在留資格への変更申請をする。
6. ビザ免除プログラムで、90日以上米国に滞在した場合どうなるか?
ESTAでの入国で許可された滞在期限を超えて米国に滞在した場合、ビザ免除プログラム渡航者は国外追放の対象となります。更に、オーバーステイした者は、ビザ免除プログラムの利用ができなくなり、今後の米国入国にあたっては米国領事館でのビザ申請が必要になり、オーバーステイの理由を説明する必要があります。ビザ免除プログラムで入国しオーバーステイした場合、米国領事館でのビザ発給が拒否される事があります。
7. ビザ免除プログラム申請者が、米国入国時に、税関・国境警備局(CBP)の担当官に提出すべき書類は?
ESTA登録プロセスの採用とともに、以前は米国入国の際に必要だった緑色の「I-94Wフォーム」の記入が不要になりました。一般的に、CBP審査官はビザ免除プログラム渡航者の入国の際、パス ポ ー ト に ス タ ン プ を 押 し 、 I-94 入国記録を オ ン ラ イ ン[https://i94.cbp.dhs.gov/I94/#/home] で 入手出来ま す ( waiver business-WB または waiver tourist-WT)。ビザ免除プログラム渡航者はI-94入国記録をプリントして所持することをお勧めします。(更に、すぐに取り出せるようにフォームのスクリーンショットかそのファイルを携帯電話に保存しておくことをお勧めします。)最近、ビザ免除プログラム渡航者に対して、パスポートへのスタンプが要るか聞いてくるCBP担当官がいます。現時点では米国への入国が承認されたことを証明する為に必ず入国スタンプを要求して下さい。更に、申請者は容易に取り出せる様に現在のESTA登録記録をプリントするか少なくとも携帯電話に保存する事が重要です。
8. ビザ免除プログラム渡航者が空港で入国を許可された後、カナ ダかメキシコに出国し、90日のI-94有効期限内に米国に再入国した場合にはどうなるか?
最近の事例では、ビザ免除プログラム渡航者が米国に入国した際、CBP担当官が空港でパスポートに入国スタンプを押さなかった事例があり、陸路国境のCBP担当官はビザ免除プログラム渡航者に対して、国境で新しくI-94入国記録の記入を要求する事がありました。ひどい場合には、この手続に1時間もかかることもあります。
空港で発行されたI-94記録を使って、滞在許可期間の90日以内に陸路の国境での再入国を求めるためには、どんな準備をしたらよいか?
- 90日のビザ免除プログラム滞在期間内に、米国と、メキシコまたはカナダの間の陸路の国境を使う予定がある場合、確実に、空港のCBP担当官に入国スタンプを押してもらってください。
- 最新のESTA登録証のスクリーンショット、又はファイルを携帯電話に保存、又はプリントして常に所持します。
- I-94入国記録を、CBPのウェブサイト(https://i94.cbp.dhs.gov/I94/#/home)からダウンロードしてそのスクリーンショットかファイルを携帯電話に保存、又はプリントして常に所持します。
- 場合によっては、会社が発行した出張の目的を明記した手紙を所持します。
空港でビザ免除プログラムで入国する際、国土安全保障省ではESTA登録証のコピーを提出する必要はない、としていますが、国土安全保障省ではビザ免除プログラム渡航者はそのESTA滞在資格を確証する為、ESTA申請番号の記録としてESTA申請確認ページのコピーを所持することを奨励しています。ビザ免除プログラム渡航者は多くの場合、このコピーもファイル、又はスクリーンショットとして携帯電話に保存しています。
9. カナダかメキシコに滞在していて、米国に車で移動したい場合、ESTA登録をする必要があるか?
貴方がビザ免除プログラム国の国民で、メキシコかカナダから陸路で米国に入国する場合、ESTAは必要ではありません。有効なESTA無しで、初めて陸路国境で米国に入国する場合、I-94Wフォーム用紙への記入が必要です。有効なESTAを持って初めて陸路国境で米国に入国する場合は、I-94Wフォーム用紙への記入は必要ありませんが、一般入国手続が必要です。
有効なI-94Wか、前回のビザ免除プログラム入国時の有効な入国スタンプがパスポートにある場合で、メキシコかカナダに30日以内の旅行をし、陸路国境で米国に再入国する場合は、新しいI-94Wは不要となり再入国手続きは迅速に行われます。
注記:ビザ免除プログラム国の国民はカナダのバンクーバーとビクトリアからワシントン州へフェリーで渡航する場合にはESTAは不要です。これらの地域は陸路国境と同等と考慮されています。
10. ESTAデータはどのくらいの期間保存されるか?
ビザ免除プログラムでの入国記録は75年間保存されますがESTA申請のデータはその有効期間のみ保存され、一般的に2年です。国土安全保障省ではこのESTA情報を更に1年間保存し、その後は法律執行、国家安全、及び調査の為に検索出来る様に12年間保管されます。
11. ESTA登録は取り消される事があるか?
はい、あります。米国渡航前に、常にオンラインでESTA登録が有効かチェックしてください。ESTA登録の取消やESTAで渡航できる権利を失う場面の例としては、逮捕歴、不法滞在、滞在資格違反、危険リスト登録などです。通常、一度ESTAが取消されるとその後ESTAの利用はできなくなり、領事館でビザ申請が必要になります。
12. B-1、又はビザ免除プログラムで入国した場合、働けるか?
端的な回答は「NO」です。ビザ免除プログラムでは、ビジネス出張者、又は観光客としての入国が許可されます。WTやB-2入国資格ではビジネス活動はできません。
ビジネス出張者としての許可された活動を規定するの困難です。 2019年8月にシカゴ所在のインド系経営コンサルティング会社は、違法に外国人を米国に入国し滞在したというビザ不正行為で250万ドルの罰金を受けました。先進的解析サービス会社のミュー・シグマ社は、米国で就労させる為、B-1ビザ保有者を本国で積極的に採用して米国政府のH-1B規制を巧みに回避し、米国領事館に提出するB-1ビザ申請用のInvitationレターで、米国で予定されている活動内容をにつき虚偽の説明をしていました。ミュー・シグマ社は、米国で不法就労しているB-1ビザ保有者に対して、米国の給与水準よりも非常に低いレベルのインド基準給与を、インド本国で支払っていました。ビザ免除プログラムやB-1ビザでビジネス目的で入国する場合、こうしたことが考慮されます。CBPは、許可されたビジネス活動について一般的なガイドラインを提供しており、国務省の外務マニュアル(FAM)でもその9FAM402.2で許可されているビジネス活動に関する情報を提供しています。
B-1ビザで許可されている活動にあたるかどうかの判断にあたっては、米国内で生産的活動が行われているか、その活動に対してどの様に対価が支払われているか、その活動が米国の企業に恩恵を与えているか、を中心に分析します。B-1ビザで許可されている活動に関しては専門弁護士に相談する事をお勧めします。
1 アンドラ(1991年)、オーストラリア(1996年)、オーストリア(1991年)、ベルギー(1991年)、ブルネイ(1993年)、チリ(2014年)、チェコ共和国(2008年)、デンマ ーク(1991年)、エストニア(2008年)、フィンランド(1991年)、フランス(1989年)、ドイツ(1989年)、ギリシャ(2010年)、ハンガリー(2008年)、アイスランド(1991年)、アイルランド(1995年)、イタリア(1989年)、日本(1988年)、韓国(2008年)、ラトビア(2008年)、リヒテンシュタイン(1991年)、リトアニア(2008年)、ルクセンブルク(1991年)、マルタ(2008年)、モナコ(1991年)、オランダ(1989年)、ニュージーランド(1991年)、ノルウェー(1991年)、ポルトガル(1999年)、サンマリノ(1991年)、シンガポール(1999年)、スロバキア(2008年)、スロベニア(1997年)、スペイン(1991年)、スウェーデン(1989年)、スイス(1989年)、台湾(2012年)、及び英国** (1988年).
[**注: キュラソー、ボネール、セント・ユータティウス、サバ、及びセント・マーテン(旧オランダ領アンティル諸島)の新しい国々の市民には夫々の国々で発行するパスポートでビザ免除プログラム(VWP)資格での米国への入国は許可されていません。]
1. What is the VWP?
The VWP is administered by the Department of Homeland Security (DHS) in consultation with the State Department. Currently, the program permits citizens of 38 countries1 to travel to the United States (U.S.) for business or tourism purposes for up to 90 days without a visa, which is a major convenience. In return, these 38 countries must permit U.S. citizens and nationals to travel to their countries for a similar length of time without a visa for business or tourism purposes. On October 4, 2019, President Trump recommended the inclusion of Poland to the VWP.
Travelers in the following categories are not eligible to travel or be admitted to the U.S. under the VWP:
- Nationals of VWP countries who have traveled to or been present in Iran, Iraq, North Korea, Sudan, Syria, Libya, Somalia and Yemen on or after March 1, 2011 (with limited exceptions for travel for diplomatic or military purposes in the service of a VWP country).
- Nationals of VWP countries who are also nationals of Iran, Iraq, North Korea, Sudan, or Syria.
As noted above, there are some exceptions to these travel restrictions. For example, if you have traveled to Iraq, Syria, Iran, Sudan, Libya, Somalia, or Yemen to represent your VWP country on official military orders or official government business, you may qualify for an established exception to the new eligibility requirements. These exceptions do not apply to the restriction for dual nationals of one of the subject countries (“dual national restriction”). DHS may waive these travel-related VWP restrictions, if it determines that a waiver is in the law enforcement or national security interests of the U.S. A waiver may only be granted on a case-by-case basis.
2. May a qualifying citizen use the VWP by presenting a passport only?
No. Any VWP admission request requires the e-passport holder to register for travel under the VWP via the Electronic System for Travel Authorization (ESTA). The ESTA online registration, if approved, only serves as a preliminary step to complete before applying for VWP admission. There is no guarantee of admission with a valid ESTA registration. ESTA is used as an extra layer of security for VWP admission. An ESTA registration is NOT a visa or visa equivalent. ESTA registration may be completed at any time before travel under the VWP, but it is advisable to register at least 72 hours before VWP travel. VWP travelers without an approved ESTA may be denied boarding.
As of April 1, 2016, all VWP country nationals must present an electronic passport (e-passport) for travel to the U.S.
3. What if you have dual citizenship and a passport for more than one country?
If you have dual citizenship and have registered with ESTA for VWP travel, you should use your VWP-eligible passport to board the plane when you leave your country of departure and when you arrive in the U.S. If both your countries of citizenship are VWP-eligible, then DHS strongly recommends that you choose which passport you want to use for purposes of travel to the U.S., and use that country’s passport each time you travel. One person with two different ESTA authorizations creates confusion that will only delay travel.
If you are a citizen of the U.S. and also of a VWP country, do not apply for ESTA. One of the requirements of being a naturalized U.S. citizen is to use a U.S. passport for travel to the U.S. DHS is aware that naturalized U.S. citizens may use their alternate country’s passport to travel internationally. DHS expects that you will use the U.S. passport to travel from another country to the U.S. at both points of travel: departing the foreign country and arriving into the U.S.
4. How long is an ESTA registration valid?
An ESTA registration may be valid for up to two years or until the applicant’s passport expires, whichever is earlier. A new ESTA registration is required when:
- The traveler is issued a new passport.
- The traveler changes his/her name.
- The traveler changes his/her gender.
- The traveler’s country of citizenship changes.
- Any of the traveler’s prior responses to ESTA application questions requiring a “yes” or “no” answer changes.
Note that if the ESTA registration expires before the VWP traveler leaves the U.S., the VWP traveler does not have to obtain a new ESTA before departing. A new registration is required before returning to the U.S. as a VWP traveler.
5. Are there restrictions beyond the 90-day maximum period of stay for VWP admission?
Those admitted under the VWP may not:
- Apply for a change of nonimmigrant status after admission;
- Apply for an extension of nonimmigrant status after admission; or
- Apply for adjustment of status to temporary or permanent status, unless eligible under section 245(c)(4) of the Immigration and Nationality Act, as amended (INA).
6. What are the consequences of staying in the U.S. longer than 90 days under the VWP?
Remaining in the U.S. beyond the authorized period of ESTA admission may subject the VWP traveler to removal from the U.S. In addition, an overstay will prohibit return travel to the U.S. under the VWP and the VWP traveler will have to apply for a visa at a U.S. consular post and explain the circumstances of the overstay. A VWP overstay can result in refusal of a visa at a U.S. consular post.
7. What documents must VWP applicant for admission to the U.S. present to a Customs and Border Protection (CBP) officer?
The ESTA registration process allowed DHS to end the requirement of completing the green paper I-94W form before admission to the U.S. Typically, CBP officers will still place a stamp in a VWP traveler’s passport upon admission and the VWP traveler can obtain his/her I-94 (waiver business-WB or waiver tourist-WT) admission record online at: https://i94.cbp.dhs.gov/I94/#/home. VWP travelers should print out their I-94 admission record to carry with them. (In addition, maintaining a screenshot or file on your cell phone for ready access is advisable.) Recently, some CBP officers have been offering the “option” of an admission stamp to VWP travelers. At present, always request the admission stamp record to show authorized admission to the U.S. In addition, it is important for applicants to print out their current ESTA registration or at least save it to their cell phone for ready access.
8. What happens if a VWP traveler is admitted at an airport, leaves the U.S. to Canada or Mexico, and returns to the U.S. within 90-day VWP admission period?
Based on recent experiences, it appears that if a CBP officer did not place an admission stamp in the VWP traveler’s passport upon arrival in the U.S. at an airport, the CBP officer at the land border may require the VWP traveler to obtain a new I-94 admission record at the land border, which can add many minutes to over an hour of travel time.
So, how to be best prepared to request readmission at a land border using the airport I-94 record during its validity period of 90 days?
- Make sure to request an admission stamp from the CBP officer at the airport due to anticipated travel through the land border between the U.S. and Mexico or Canada during the 90-day VWP admission period.
- Carry a screenshot/file on your phone or a printout of the current ESTA registration.
- Carry a screenshot/file on your phone or a printout of the I-94 admission record from the CBP website. https://i94.cbp.dhs.gov/I94/#/home
- Carry a letter regarding the purpose of the business travel from your company, as applicable.
Note that for admission under the VWP at an airport, DHS hasstated that it is not necessary to bring a paper printout of the ESTA registration; BUT DHS recommends that VWP travelers print out the ESTA application response as a record of their ESTA application number to confirm their ESTA status. VWP travelers are often saving this record as a file or screenshot on their phone as well.
9. If I am in Canada or Mexico and want to drive to the U.S., do I need to register for ESTA?
If you are a citizen of a VWP country and you enter the U.S. by land from Mexico or Canada, an ESTA is not required. For the first entry via land border to the U.S. without a valid ESTA – you will be required to complete the paper I-94W form for admission to the U.S. For the first entry via the land border with a valid ESTA, you will not be required to complete the paper I-94W form, but you must still apply for regular admission at the land border crossing.
For reentry via a land border with a valid I-94W or valid stamp in passport from a previous VWP admission, if you reenter the U.S. after a trip of less than 30 days to Mexico or Canada, you will not be required to obtain a new I-94W and your entry process is expedited. Note: VWP citizens do not need an ESTA to travel on the ferries between Vancouver and Victoria, BC and Washington State. These locations are treated as a land border port.
10. How long is ESTA data stored?
The record of VWP admissions is retained for 75 years, while the ESTA application data is maintained for the period of its validity, which is normally two years. DHS then maintains the ESTA information for an additional year, after which it is archived for 12 years to allow retrieval for law enforcement, national security, and investigation purposes.
11. Can my ESTA registration be revoked?
Yes. It is always advisable to check the ESTA registration validity online before VWP travel to the U.S. Arrests records, overstays, failure to comply with status, placement on a watch list are examples of many reasons that an ESTA registration could be revoked and end VWP travel privileges. This revocation normally ends future VWP travel requiring a visa application at a U.S. consular post.
12. Can a Business Visitor work whether under a B-1 or VWP admission?
The simplest answer to this question is no. VWP status allows admission as a business visitor or tourist. WT or B-2 admission does not allow business activities. Determining permissible activities as a business visitor is challenging. In August of 2019, an Indian management consulting firm based in Chicago agreed to a $2.5 million settlement for visa fraud and inducing foreign nationals to enter and remain in the U.S. in violation of their immigration status. The company, Mu Sigma, an advanced analytics service provider, was unlawfully circumventing U.S. government H-1B regulations by actively employing B-1 visa holders under contract within the U.S. as well as misrepresenting the activities to be performed by B-1 visa applicants in invitation letters submitted to the U.S. consulate. Mu Sigma B-1 visa holders illegally working in the U.S. were also paid in India with India based wages, which were substantially less than their U.S. counterparts. These considerations apply in VWP or B-1 admission for business purposes. CBP has provided some general guidance about permissible business activities and the Foreign Affairs Manual (FAM) of the Department of State also provides information as to permissible business activities at 9 FAM 402.2.
The normal B-1 permissible activity analysis focuses on whether productive work is being performed in the U.S., how is the individual compensated for the work, and does the work benefit the U.S. entity. It is advisable to seek legal counsel regarding permissible B-1 activities.
1 Andorra (1991), Australia (1996), Austria (1991), Belgium (1991), Brunei (1993),Chile (2014), Czech Republic (2008), Denmark (1991), Estonia (2008), Finland (1991), France (1989), Germany (1989), Greece (2010), Hungary (2008), Iceland (1991), Ireland (1995), Italy (1989), Japan (1988), Korea, Republic of (2008), Latvia (2008), Liechtenstein (1991), Lithuania (2008), Luxembourg (1991), Malta (2008), Monaco (1991), Netherlands (1989), New Zealand (1991), Norway (1991), Portugal (1999), San Marino (1991), Singapore (1999), Slovakia (2008) Slovenia (1997), Spain (1991), Sweden (1989), Switzerland (1989), Taiwan (2012), and the United Kingdom** (1988). [**NOTE: The citizens of the new countries of Curacao, Bonaire, St Eustatius, Saba and St Maarten (the former Netherlands Antilles) are not eligible to travel to the U.S. under the VWP, if they are applying for admission with passports from these countries.]